地域食材生産者インタビュー/株式会社みやじ豚 宮治勇輔さん | 地域食材.miru

注目の美味しいものについて特集します。

2018.10.05

地域食材生産者インタビュー/株式会社みやじ豚 宮治勇輔さん

豚肉の生産からお客様へ届けるまで

一貫してプロデュース

 


株式会社みやじ豚代表取締役社長、宮治勇輔さん

 

自分たちの育てた豚肉を

自分たちで販売したい

 

神奈川県藤沢市で、みやじ豚という豚肉を生産しています。大学生の頃、友達と父親が育てた豚肉を使ってバーベキューをしたときに、「またこの肉を食べたい、どこで買える?」と聞かれたことが始まりです。せっかくいいものを作っているのに、地域の豚肉として販売されている状況で、その時は答えられませんでした。この状況をなんとかしたい、そして、父親の代で終わらせてはいけないという思いを持ちました。それから私も弟も大学を卒業し、それぞれ就職しましたが、家業の魅力と可能性に気づいたことや変わらぬ思いを持ち続けていたこともあり、実家に戻りました。当初は反対していた父親でしたが、「かっこよくて、感動があって、稼げる」という「新農業3K」を目指したい、弟が生産し、私が売りたいと説得し、2006年、みやじ豚を設立しました。

宮治家で生産するから「みやじ豚」。生産からお客様に食べてもらうまでを一貫してプロデュースする養豚業として、バーベキューを定期的に開催し、お客様に実際に味わってもらうことで、ファンを増やし続けています。

 

 

えさや育て方にこだわり

美味しい豚肉を作る

 

生産頭数は月100頭限定。美味しい豚肉を作るには、血統、えさ、ストレスを与えないことが大切です。私たちは、3つの品種を掛け合わせた三元豚に、芋、麦、米を特別に配合した飼料を与えています。油脂分が多くなるのでトウモロコシは与えていません。この飼料のおかげで、旨みが飛躍的に伸びました。

育て方にも秘密があります。豚はストレスに弱い動物。こちらでは一度に生まれる10頭前後の兄弟豚だけを同じ部屋に入れて育てる「腹飼い」を行なっています。生産効率を考えれば、20頭は飼えるスペースですが、豚にとって、より健康的でストレスのない環境のためです。そして、私たちはペットと同じような気持ちで接しています。このように育てた豚は旨み成分であるグルタミン酸が国産銘柄豚の2倍近く含まれています。柔らかくジューシーで脂身がクリーミー。臭みがなく、アクもほとんど出ません。赤身の旨みもしっかりあるので、全体的にバランスのいい味わいになっています。

 

 

みやじ豚の美味しさや

ストーリーを知ってほしい

 

豚肉は一年中変わらず美味しいのですが、肉の旨みを最大限に味わえるしゃぶしゃぶやとんかつがおすすめです。どちらも塩で食べると、より豚肉の味がわかってもらえると思います。しゃぶしゃぶは柚子胡椒や大根おろし、ポン酢を合わせても美味しいです。

自分たちで販売する仕組みづくりやブランド化をするのが、最初は苦労しましたが、バーベキューを10年以上やり続けて、お客様から直接感想を聞くことができたり、私たちの話を聞いてもらったりすることができ、みやじ豚ファンが増えているのは非常に大きな成果だと思います。湘南の豊かな自然に包まれ、丁寧に育てられているみやじ豚のストーリーを多くの人に知っていただきたいですね。肉の他にソーセージやジャーキーなどの加工品も販売しています。今後はこれらの加工品の種類を増やしていきたいです。豚の飼育頭数を増やすつもりはなく、これまで通り丁寧に飼育して、お客様に美味しい肉をお届けしたいです。

 

 

株式会社みやじ豚

神奈川県藤沢市打戻539

http://miyajibuta.com/

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